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30㎞走に挑戦!~晩秋の日光いろは坂を激走~

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12月のフルマラソンでサブ4を達成するため、心肺機能と脚筋力の強化に効果的な峠走を実施しました。今回は栃木県日光市にある「いろは坂」を駆け上がり、観光名所「竜頭の滝」を折り返すコースです。

晩秋のいろは坂は気温5℃と寒かったですが、車が少なく走りやすいコースでした。標高1,300mを駆け上がり4時間を超える激走で、心肺機能は過去最高の状態に仕上がっています。

日光いろは坂

栃木県北部に位置する日光市は、徳川家康を祀る東照宮や輪王寺などの世界遺産があるため、修学旅行で訪れた人も多いでしょう。また、日光市は美しい紅葉のスポットとしても有名で、秋には絶景のドライブコース「いろは坂」が2~3時間渋滞してしまう峠道です。

しかし、晩秋のいろは坂は車もあまり走っていないのでトレーニングに集中できます。上りと下りで48カーブあるため、いろは48文字にたとえて「いろは坂」と名付けられました。

いろは坂は第二いろは坂(上り専門)9.5mと第一いろは坂(下り専門)6.4㎞の全長15.9㎞あり、標高差は440mあります。

馬返しをスタート!

馬返しをスタート!

スタート地点は馬返しです。馬返しは「この先は険しい山道のため馬をここで返した」といわれる場所で、トイレ付きの駐車場に車を停めて走り出しました。

いろは坂
いろは坂スタート!

いろは坂は11月上旬までは赤や黄色の葉っぱで彩られていましたが、今はすっかり落葉してさみしい状態に…。いろは48文字になぞられた上りは21カーブあります。

いろは坂
まだまだ上ります!

想像よりも緩やかな坂道が続き、心拍数はそれほど上がりません。車通りも少なく走りやすかったですが、途中にトイレがないので注意が必要です。

男体山
明智平からの男体山

トイレがある明智平ロープウェイに到着です。ロープウェイ乗り場の売店やトイレは改装中で入れませんが、トイレ付きの駐車場があります。

この後、約1㎞のトンネルを通って中禅寺湖に向かいます。歩道を通って通行しますが、トンネルの閉塞感と車の反響音が凄く音が聞こえないため最大の難所でしょう。

男体山
10月中旬の男体山

猛ダッシュでトンネルを抜けると、中禅寺湖の街が見えてきます。ここから、折り返し地点の竜頭の滝へと向かいます。

竜頭の滝

竜頭の滝

いろは坂を上り、中禅寺湖をさらに7㎞ほど進むと奥日光3大名瀑のひとつ「竜頭の滝」があります。男体山の噴火による溶岩の上を、勢いよく流れる渓流瀑です。

滝つぼ近くの大きな岩が竜の頭に似ているので、この名が付きました。

竜頭の滝
観瀑台に向かう急勾配は足腰に大きな刺激を与えます

紅葉の竜頭の滝は、モミジやシナノキなどに彩られた景観がとても美しいですが、冬は荘厳な滝の流れに圧倒されます。人がほとんどいないので、滝を独り占めしたい時は冬がおすすめですよ!

いよいよ下山

いよいよ下山

いよいよ下山していきますが、想像よりも急な下り坂が続き足に衝撃を与えます。フルマラソン後半の着地衝撃のトレーニングにちょうど良い刺激です。

感動のゴールも近い!
いよいよ下山
ランニングシューズでは聞こえません…

また、車では気づかない絶景ポイントも多く紅葉時であれば、より楽しいランニングになるでしょう。一方、下り坂は車のスピードがでやすく事故に遭わないように周囲への注意が必要です。

感動のゴール

感動のゴール

峠を走り切り、愛車の待つ馬返しに帰って来ました。わずかに距離が30㎞に届きませんでしたが、4時間を超えるLSDは脚力の土台作りとエネルギー代謝の向上に役立ちました。

今回、いろは坂の峠走を実施しましたがレジャーとしても楽しいと感じました。車では見つけられない絶景ポイントや新しいお店・距離感など何度も来たことがある奥日光の違った魅力に触れられました。

しかし、準備不足で水分と菓子パンだけで行ったのは危険でした。次回は熊対策や携帯トイレ・着替えなどを装備して走りたいです。

今回のロング走を通して、ランニングの楽しさを再発見しました。栃木県内の魅力をランニングを通して発見していきます。

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